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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
ぜんそく患者、新型「不安」8割も「医師に相談」は2割
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2009年10月16日(金) |
ぜんそく患者の8割以上が新型インフルエンザに不安を感じているものの、かかりつけ医に相談した人は2割弱にとどまっていることが、グラクソ・スミスクラインが実施したアンケート調査の結果から分かった。 アンケートは、インターネット上で9月11－13日に実施した。対象は医師にぜんそくと診断され、過去3か月以内にぜんそく治療薬（長期管理薬）を処方された国内在住の成人男女500人。ぜんそくの病態を客観的に把握する「ぜんそくコントロールテスト」（ACT）の結果による内訳は、「完全なコントロール」（25点）83人、「コントロール良好」（20-24点）208人、「コントロール不良」（19点以下）209人だった。 アンケート結果によると、全体の83.4％に当たる417人が、新型インフルエンザに関して「不安がある」と回答し、このうち73.4％が「ぜんそくがあると、インフルエンザが重症化しやすくなるのではないか」を不安な点に挙げた。 また、「新型インフルエンザについてどの程度不安に感じるか」の質問に、「非常に不安に感じる」か「やや不安に感じる」と答えたのは、ACTの結果が「完全なコントロール」の人で72.3％、「コントロール良好」の人で82.2％、「コントロール不良」の人で89％と、点数が低い人ほど不安に思っていた。 一方、新型インフルエンザについてかかりつけ医に相談した人は、全体の18％に当たる90人にとどまった。相談の内容としては、「インフルエンザを予防するための対策について」62.2％、「ぜんそく患者のリスクについて」45.7％、「かかった時のインフルエンザの治療法や対策について」31.1％、「かかった時のぜんそくの治療法や対策について」27.8％の順だった。 調査結果を受けて、日本アレルギー学会の秋山一男理事長は「医師には、患者がインフルエンザに対してどのような不安を抱えているのかを十分に理解し、具体的なアドバイスとともにぜんそくコントロールの重要性を説明した上で、良好なコントロールを維持できる治療を実施していただきたい」としている。 |
