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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
新型インフルエンザ:学校、警戒続く 患者、前週の1.47倍 /島根
2009年09月11日(金) |
◇行事の季節、予防に懸命 新型インフルエンザの感染拡大で、県内でも小中学校や高校で学級・学年・学校閉鎖などが続いている。県のまとめでは、7日から10日までの臨時休業措置当時の患者数が前週を既に上回り、前週の1・47倍となっている。新学期に入って文化祭や体育祭、修学旅行などの学校行事が多く予定され、感染拡大を警戒する学校関係者は予防策に懸命だ。 8月24日から今月10日までに学級閉鎖15件、学年閉鎖6件、学校閉鎖2件、計10校が臨時休業措置をとった。措置決定当時の患者数を合わせると計153人。 県立浜田高校は9日まで計7日間の学校閉鎖を行い、7日のピーク時は132人の生徒が感染した。9日時点で症状を訴える生徒は51人と減少傾向で、10日から再開した。 同校の状況を振り返ると、文化祭を開催した今月2日から学級閉鎖をし、他のクラスでも感染者が出たため、3日から4日間の学校閉鎖とした。さらに感染者は急増し、ピーク時(7日)には132人に上るなどし、学校閉鎖を3日間延長した。同校は「文化祭やその準備の段階で感染が広まった可能性がある」と考えている。 授業進度の遅れが心配され、延長期間には学校のホームページとファクスを通じて問題集などの課題を出した。2日に続き3、4日に予定されていた文化祭と体育祭は、15日に応援合戦と合唱コンクールのみを実施する。豊田佳隆校長は「授業時間が足りなくなり、生徒が楽しみにしているものを行う」と説明。再開後の対策として、掃除の時間に教室の消毒を取り入れた。 秋に修学旅行や体育祭など学校行事を計画している学校は多い。松江市教委によると、同市立中学校の修学旅行は9~10月に予定されている。 来週の14日から大阪や京都へ修学旅行を計画している市立湖東中の野津一雄教頭は「他校と部活動の接点があるなど予断を許さない状況。生徒の健康を願うばかり」と切実だ。 同校は保護者に、複数の感染者が出た場合、その症状や範囲によっては直前の中止もあり得ることを理解してもらうよう文書を9日付で配布した。健康管理を徹底し、生徒には発症に備えてマスクの持参を呼び掛ける。 |