◇９月７～１３日

県は１５日、第３７週（９月７～１３日）に２２件の、新型インフルエンザへの集団感染が疑われる事例があったと発表した。すべて幼稚園や小学校など学校関係で、感染者は３０５人に上る。学級閉鎖や学年閉鎖も相次ぎ、幼稚園と保育園の３園が休園、小、中学校で４校が学年閉鎖、１１校が学級閉鎖を実施した。秋に入り、県内で感染が急増しているとみられる。

県内９９の医療機関を定点とした１医療機関当たりの患者数は、前週の第３６週（８月３１日～９月６日）は１・００人で、第３５週の１・１０人よりも微減していたが、第３７週は１・９６人とほぼ倍増した。

３０５人の内訳は、高崎市の幼稚園で４８人▽渋川市の小学校で３５人▽太田市の小学校で３３人－－など。いずれも症状は軽く、集団感染以外も含め、県内では今のところ、重篤化したケースは報告されていない。

重篤化しやすい人工透析を受けている人など基礎疾患を抱える人への対策が急がれるが、県内では対応をまとめている段階にとどまる。この点について大澤正明知事は１４日の定例記者会見で「私も遅いと思っているが、透析を受けている人が受診している病院などとの打ち合わせが、絵に描いたように進まない」と、対策の遅れを認めている。

国内では基礎疾患のない人の死亡例も出始めており、健康な県民も注意が必要。県では、手洗いやうがいなど予防策を呼びかけている。

◇９月７～１３日

県は１５日、第３７週（９月７～１３日）に２２件の、新型インフルエンザへの集団感染が疑われる事例があったと発表した。すべて幼稚園や小学校など学校関係で、感染者は３０５人に上る。学級閉鎖や学年閉鎖も相次ぎ、幼稚園と保育園の３園が休園、小、中学校で４校が学年閉鎖、１１校が学級閉鎖を実施した。秋に入り、県内で感染が急増しているとみられる。

県内９９の医療機関を定点とした１医療機関当たりの患者数は、前週の第３６週（８月３１日～９月６日）は１・００人で、第３５週の１・１０人よりも微減していたが、第３７週は１・９６人とほぼ倍増した。

３０５人の内訳は、高崎市の幼稚園で４８人▽渋川市の小学校で３５人▽太田市の小学校で３３人－－など。いずれも症状は軽く、集団感染以外も含め、県内では今のところ、重篤化したケースは報告されていない。

重篤化しやすい人工透析を受けている人など基礎疾患を抱える人への対策が急がれるが、県内では対応をまとめている段階にとどまる。この点について大澤正明知事は１４日の定例記者会見で「私も遅いと思っているが、透析を受けている人が受診している病院などとの打ち合わせが、絵に描いたように進まない」と、対策の遅れを認めている。

国内では基礎疾患のない人の死亡例も出始めており、健康な県民も注意が必要。県では、手洗いやうがいなど予防策を呼びかけている。