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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
新型インフルエンザ:献血後に感染判明 疑い含め2人、日赤が製剤回収
2009年09月15日(火) |
献血後に新型インフルエンザの感染が判明した献血から作られた血液製剤を日本赤十字社(本社・東京都)が回収していたことが14日、分かった。感染者の血液から作られた血液製剤が使用された場合、感染の危険性が否定できない。日赤品質保証課は「献血後に新型の感染や疑いが判明した場合は、すぐに連絡してほしい」と呼び掛けている。 日赤によると、8月上旬ごろ、千葉県内で400ミリリットルの全血を献血した人から「新型インフルエンザと診断された」と連絡があった。調査の結果、この献血者から製造した赤血球の血液製剤が14日に医療機関に出荷されていたため、21日に回収した。 8月中旬ごろ、近畿圏内で400ミリリットルの全血を献血した人から「新型インフルエンザの疑いと診断された」と連絡があった。20日に医療機関に出荷された赤血球の血液製剤を26日に回収。いずれも未使用で、他の人への健康被害はない。 献血前には、献血者本人が体調などを問診票に記入するほか、医師による問診もある。しかし、新型インフルエンザには潜伏期間が1週間程度あり、献血者本人には感染の有無が分からない期間がある。 新型のウイルスが献血などを通して体内に侵入すると、新型を発症する危険性が低いながらもある。欧州の一部では献血中のウイルスを殺す不活化技術が導入されている。日本は不活化技術を使っておらず、献血者の自己申告に頼っている。 信州大病院先端細胞治療センターの下平滋隆・副センター長(細胞療法学)は「輸血を必要とする患者を輸血感染から守るためにも、国や日赤は早急に不活化技術を導入すべきだ」と話している。 |