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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
治療法に質問集中、新型インフルで県内初の死者/神奈川
2009年09月18日(金) |
新型インフルエンザの感染が確認され、横浜市内の病院の集中治療室(ICU)で治療を受けていた同市都筑区の小学6年生の男児(12)が17日夕、亡くなった。県内初、しかも、感染者の死亡例としては国内最年少の事例だけに、同日午後9時すぎから市役所で行われた市の緊急会見も、終始重苦しい雰囲気に包まれた。 会見した岩田真美新型インフルエンザ対策担当部長によると、気管支ぜんそくの既往症のある男児の直接の死因は、頭蓋(ずがい)内血管腫からの出血。男児が3日未明に緊急入院した病院では、ウイルスが感染して心臓の筋肉に炎症が起こる「心筋炎」と診断され、人工呼吸器を付けたまま、意識不明の状態が続いていたという。 会見では、男児が受けた治療が適切だったかどうかについて、報道陣の質問が集中した。 岩田部長は、心筋炎発症の原因が新型インフルエンザに起因するものかは「分からない」。同席した修理淳医務担当部長は「心筋炎で体全体の状態が悪くなり、腫瘍(しゅよう)からの出血を招いたのかもしれない」と推測した。 男児は最初に体調の不良を訴えた近所の診療機関、亡くなった病院のいずれでも、タミフルなどの投与は受けていなかった。岩田部長らは、「タミフルは発症から48時間以内に投与される。簡易検査の結果が陰性だったため、投与が行われなかったのではないか」「治療が適切だったかどうかは市の立場ではコメントできない」と繰り返した。 林文子市長は男児の死亡を受け、「亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。ご家族の方に対してお悔やみを申し上げます。今後とも感染拡大防止と重症化への対応に努める」との談話を出した。 |