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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
11月から新型インフル予防接種事業、過去最大規模
2009年09月16日(水) |
政府が11月から大規模な新型インフルエンザワクチン接種事業を実施する。 疾病管理本部などが16日に明らかにしたところによると、保健福祉家族部予防接種委員会が先ごろ2度にわたり会議を開き、ワクチン接種実施に向けた2つのシナリオを設けた。24日の会議ではシナリオ別に接種対象の優先順位を決める予定だ。 新型インフルワクチン接種は過去最大のワクチン接種事業となる見通しだ。最近実施された最も大きなワクチン接種事業は、2001年の麻疹(ましん)・風疹予防接種だった。当時の保健福祉部は約2カ月かけて全国の小中高校生590万人に接種を行った。しかし、11月からの新型インフルワクチン接種は対象者だけで1336万人、ワクチンの量も麻疹・風疹ワクチンの3~4倍に上る。 年内に使用可能な新型インフルワクチンの種類は、緑十字が製造した従来方式のワクチンと免疫増強剤を含むワクチン、グラクソ・スミスクライン(GSK)の免疫増強剤入りワクチン、中国・北京科興生物製品(シノバック・バイオテック)の従来方式ワクチンの4種。 予防接種委はこれまでの会議で、1336万人の接種対象者全員に2回接種する案と、9歳以上は1回接種し8歳以下にのみ2回接種する案を講じた。 前者の場合は18歳以下に接種するワクチンの確保が問題となる。18歳以下の接種対象者に免疫増強剤や水銀系保存剤チメロサールが含まれていないワクチンを早期に接種するためには、緑十字製だけでなく中国製ワクチンも相当量を購入しなければならない。 一方、後者の場合は、成人は1回接種で効果があるとのワクチン臨床試験結果が海外で最近相次ぎ発表されたことから、有力に検討されている。この場合、前者の案に比べワクチンも確保しやすい。ただ、ワクチンの接種回数を決定するには、緑十字のワクチン1次接種の結果分析が終わる来月中旬まで待たなければならない。 また保健当局は、接種対象者が接種を受けたかを確認するための大規模なデータベースを構築し、運営する計画だ。接種対象者が多く、ワクチンも4種類に上るため、対象者の実名を確認し、いつ、どこで、どのワクチンを接種したかを記録する方針だ。 |