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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
死亡男児は簡易検査で陰性 抗ウイルス薬使わず
2009年09月18日(金) |
新型インフルエンザの感染者で、国内では初となる未成年者の死亡が17日、確認された。死亡した男児(12)は、簡易検査の結果が陰性だったこともあり、タミフルなど抗ウイルス薬の投与が行われなかったという。新型インフルでは発熱から短時間で呼吸状態が悪化する子供の症例が相次ぎ、専門家が「できるだけ早い治療が大切」と呼びかけていた矢先だった。 横浜市などによると、男児は発熱などの症状があったため、2日と3日に3回の簡易検査を実施したが、いずれも陰性で、抗ウイルス薬は投与されなかった。 簡易検査は体内のウイルス量が少ないと感染していても陰性となり、見逃される可能性がある。東京慈恵医大感染対策室の中沢靖室長も「新型に感染していても約3割が陰性反応だ。なぜ、もっと早い段階でPCR検査を実施しなかったのか」と疑問を呈する。 特に今回の新型は若年層が感染しやすいとされる。これまでの入院患者も全体の76%が19歳以下。インフルエンザ脳症など、発症から1~2日で重症化するケースもあり、中沢室長は「流行期は新型を想定し、できる限り早く治療を始めないと手遅れになることもある」と話している。 |