◇イベント目白押しの「国民文化祭」など－－消毒液、マスク、入場自粛も

新型インフルエンザの流行のピークと見込まれる１０月は、全国で秋のイベントが目白押し。県内でも「国民文化祭」や、静岡市が会場となる「大道芸ワールドカップ」など大型イベントが行われる。感染拡大を防ごうと、主催者は相次いで対策に乗り出し、企業も警戒を強めている。

今月２４日～１１月８日まで２８６会場でさまざまな催しが展開される国民文化祭。会場には消毒液を置き、せきが出る人に配布するマスクも用意するが、事務局は「症状が出れば来場を自粛してもらうしかない」と話す。

観覧申込者に事前に送る入場券には、せきをしている人にマスク着用を呼びかけるなど感染防止を求める案内も添付する。

今月３１日～１１月３日の大道芸ワールドカップの会場は静岡市でも有数の繁華街になる葵区の商店街や駿府公園など屋外が多い。「多くの人が集まるが、屋外なので飛沫（ひまつ）感染の恐れは屋内より少ない」と見る。ただ、有料の屋内会場や１０００人を招く「プレビューショー」の出入り口に消毒液を置く。約７００人の市民ボランティアスタッフにも体調が悪ければ参加を見合わせるよう訴える。

企業も取り組みを進める。スーパー６９店舗を県内で展開する「マックスバリュ東海」（長泉町）は、新型インフルエンザの感染が確認され始めた５、６月から全店舗の出入り口に消毒液を置く措置を取った。静岡市駿河区の静岡丸子店の武藤久男店長は「沈静化したようにも見えるが、警戒するに越したことはない」と話した。

現地法人があるメキシコで感染が広がり、工場の稼働を一時止めた富士市の自動変速機メーカー「ジヤトコ」。これを教訓に、社員６６４０人に向け電子版の行動ガイドを作った。「出社前に体温を測り３８度以上熱がある場合は出社しない」など明確な基準を盛り込んでいる。同社広報部は「国内工場を停止すれば、取引先にも迷惑をかける」と取り組みの意義を説明している。

◇イベント目白押しの「国民文化祭」など－－消毒液、マスク、入場自粛も

新型インフルエンザの流行のピークと見込まれる１０月は、全国で秋のイベントが目白押し。県内でも「国民文化祭」や、静岡市が会場となる「大道芸ワールドカップ」など大型イベントが行われる。感染拡大を防ごうと、主催者は相次いで対策に乗り出し、企業も警戒を強めている。

今月２４日～１１月８日まで２８６会場でさまざまな催しが展開される国民文化祭。会場には消毒液を置き、せきが出る人に配布するマスクも用意するが、事務局は「症状が出れば来場を自粛してもらうしかない」と話す。

観覧申込者に事前に送る入場券には、せきをしている人にマスク着用を呼びかけるなど感染防止を求める案内も添付する。

今月３１日～１１月３日の大道芸ワールドカップの会場は静岡市でも有数の繁華街になる葵区の商店街や駿府公園など屋外が多い。「多くの人が集まるが、屋外なので飛沫（ひまつ）感染の恐れは屋内より少ない」と見る。ただ、有料の屋内会場や１０００人を招く「プレビューショー」の出入り口に消毒液を置く。約７００人の市民ボランティアスタッフにも体調が悪ければ参加を見合わせるよう訴える。

企業も取り組みを進める。スーパー６９店舗を県内で展開する「マックスバリュ東海」（長泉町）は、新型インフルエンザの感染が確認され始めた５、６月から全店舗の出入り口に消毒液を置く措置を取った。静岡市駿河区の静岡丸子店の武藤久男店長は「沈静化したようにも見えるが、警戒するに越したことはない」と話した。

現地法人があるメキシコで感染が広がり、工場の稼働を一時止めた富士市の自動変速機メーカー「ジヤトコ」。これを教訓に、社員６６４０人に向け電子版の行動ガイドを作った。「出社前に体温を測り３８度以上熱がある場合は出社しない」など明確な基準を盛り込んでいる。同社広報部は「国内工場を停止すれば、取引先にも迷惑をかける」と取り組みの意義を説明している。