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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
新型インフルエンザ:猛威 連休中、当番医に殺到 札幌市、対策強化 /北海道
2009年10月14日(水) |
道内での新型インフルエンザの感染が猛威を振るっている。第40週(9月28日~10月4日)の定点当たりの感染者数が16・99人と全国最多となり、11、12日の連休には札幌市内の休日当番医療機関に患者が殺到した。今後、さらに感染者数は増えるとみられ、市は医師会と協議して休日当番医療機関の数を増やすなどの対策を強化する。 札幌市内の小児科の休日当番医療機関(午前9時~午後5時)は5カ所。9月の大型連休(シルバーウイーク)に患者が増えたことを受け、今月4日からこれまでの3カ所から増やしたばかり。だが、11日は前週(4日)比で約1・8倍の1482人、12日は1283人の患者が殺到。夜間急病センター(中央区)の小児科も、11日には同比約2・29倍の370人、12日は268人が訪れた。同センターで11日は内科も合わせると452人が訪れ、センター開始以来最多となる受診者数となり、6時間も待ったり、待ちきれずに帰った患者がいたという。 同センターには13日夜にも、子どもを抱えた親が次々と来院した。発熱した長女(2)の受診に来たという保育士の母親(30)=東区=は、「明日の日中だと待たされると思ったし、少しでも早い方がいいと思ってきた。やはり心配です」と話していた。 道感染症情報センターによると、道内で計30ある各保健所管内の報告(第40週)では、浦河保健所管内が警報レベル(30人以上)の37人▽札幌市保健所管内28・66人▽岩見沢保健所管内28・13人--と続き、他に注意報レベル(10人以上)が14保健所管内に上った。今月末にかけて流行のピークを迎える可能性があり、札幌市保健所は「(第41週以降で札幌市の)警報レベルは確実」という。 休日当番医療機関と同様に夜間急病センターも4日から、小児・内科(午後7時~午前0時)それぞれで医師を1人増やし3人体制としているが、深夜担当医師や薬剤師、看護師などの体制強化も検討している。札幌市保健所は小児科の混雑解消として、「満12歳(中学生)以上の患者は内科を受診したり、朝から体調が悪い場合は日中のうちに受診してほしい」と訴えていた。 また、同センターの穴倉廸弥・センター長は「症状は普通のインフルエンザと一緒だが、これだけ患者が出ていることからも分かるように、感染力が非常に強い。子供に多いのは、学校が密閉空間であるなど感染条件がそろう場所だから」と分析。うがい、手洗い、マスクの3原則を実行するよう呼び掛けた。 |