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インフルエンザ対策 インフルエンザ予防 ニュース
新型インフルエンザ：札幌市、小中２２６校で休校など ／北海道
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2009年10月15日(木) |
◇江別・千歳保健所、新たに警報 新型インフルエンザの感染が急速に拡大していることに伴い、札幌市内では１５日から、小中学校全体の７４％にあたる計２２６校が学級・学年閉鎖や臨時休校の措置を取る。インフルエンザの流行としては「過去最大規模」（市教委）。既に複数回、学級閉鎖となっている学校もあり、授業の進み具合や行事の延期・中止など影響が深刻化してきた。また、１４日は道内６保健所管内で新たに警報が発令され、今後も増える見込みとなっている。 「９月中旬から劇の練習をしてきただけに、子どもたちの気分が一気に盛り下がった」。札幌市立西小（西区）の沢波隆信教頭は声を落とした。 同小は新型インフルエンザとみられる欠席者の急増で、１４日から５日間の臨時休校を決定。１４、１５、１８日には体育館で学習発表会が予定され準備が進められたが、撤去された。 今後も臨時休校や学級閉鎖が想定されるため、学習発表会は１２月に延期。これにより、１２月に予定されていた模擬店などの行事「西小フェスティバル」の中止を決めた。沢波教頭は「西小フェスも楽しみにしていたので残念だ」と話した。 市立羊丘中（豊平区）も１４日から５日間の臨時休校となったため、３年生を対象にした１５日の実力テスト（北海道教育文化協会主催）を、１９日に延期することを決めた。同校は９月に入り新型インフルエンザの影響で学級閉鎖が相次ぎ、３年生で既に２週間分学校を休んでいるクラスもある。 今後は遅れを取り戻すため、１時間で２時間分の授業を計画。石橋徹也校長は「３年生にとって２週間の遅れは大きく、進路に影響しなければいいのだが……。教員の負担も深刻だ」と話している。 札幌市教委によると、１５日の臨時休校は▽小学校２３校・計１７４クラス▽中学校７校・計１１７クラス。学年・学級閉鎖は▽小学校１４１校・計６１２クラス▽中学校５５校・計２８４クラス。 市教委は「これほど休校や閉鎖が出るのは過去に例がない。今後さらに拡大が予想されるため、道内外の他都市の事例や現場の声など情報収集して何らかの対策を示したい」と話している。 一方、１定点医療機関当たりの患者数（１週間）が警報の基準（３０人）を超えたのは▽滝川（８５・４３人）▽岩見沢（５９・６３人）▽江別（５０・９人）▽小樽（４８・３人）▽千歳（３３・１人）▽苫小牧（３０・６人）の各保健所管内。 岩見沢では７医療機関１診療科で計４７７人が受診。滝川では今後、１日に最大で７００～８００人の新規患者が出る可能性があるとみられる。道内では既に浦河と函館の各保健所管内でも警報が出ている。 |
