新型インフルエンザのワクチンを接種する優先順位を、医療従事者、持病がある人、妊婦、小児、乳児の両親とする厚生労働省の基本方針案が３１日、明らかになった。これら約１９００万人の後で、小中高校生、高齢者に接種する。政府の専門家諮問委員会などの意見を踏まえ、国民の意見を募集したうえで、９月中旬にも正式決定する。

死亡者や重症者を減らすことを目的に、健康に重大な影響を受けるおそれがある人を優先して決めた。

具体的には、〈１〉医療従事者１００万人〈２〉ぜんそくや糖尿病などの持病がある人１０００万人と妊婦１００万人〈３〉生後６か月～就学前の小児６００万人〈４〉生後６か月未満の乳児の両親１００万人――を最優先接種者とし、この順で実施。持病のある人の中では小児を優先する。その後で小学生、中学生、高校生、高齢者の順に行う。

年度内に国内で製造できるワクチンは、想定よりも大幅に少ない１８００万人分と見積もっており、最優先接種者に使用する見通しだ。不足分は輸入する方針だが、治験などを実施して安全性を確認し、問題がある場合には使用しない。副作用には適切な救済措置を講ずるとしている。

新型インフルエンザのワクチンを接種する優先順位を、医療従事者、持病がある人、妊婦、小児、乳児の両親とする厚生労働省の基本方針案が３１日、明らかになった。これら約１９００万人の後で、小中高校生、高齢者に接種する。政府の専門家諮問委員会などの意見を踏まえ、国民の意見を募集したうえで、９月中旬にも正式決定する。

死亡者や重症者を減らすことを目的に、健康に重大な影響を受けるおそれがある人を優先して決めた。

具体的には、〈１〉医療従事者１００万人〈２〉ぜんそくや糖尿病などの持病がある人１０００万人と妊婦１００万人〈３〉生後６か月～就学前の小児６００万人〈４〉生後６か月未満の乳児の両親１００万人――を最優先接種者とし、この順で実施。持病のある人の中では小児を優先する。その後で小学生、中学生、高校生、高齢者の順に行う。

年度内に国内で製造できるワクチンは、想定よりも大幅に少ない１８００万人分と見積もっており、最優先接種者に使用する見通しだ。不足分は輸入する方針だが、治験などを実施して安全性を確認し、問題がある場合には使用しない。副作用には適切な救済措置を講ずるとしている。